Kedamantan Blog

35歳くらいのおっさんのブログです。

読んでもわからん。/科学者はなぜ神を信じるのか

どうもケダマンタンです(^_^)

 

久々に音楽は全く関係ない記事です。

科学と不安障害が少し関係してるくらいの読書感想文です。 

帯の「読めばわかる。」という小柴さんに対して突っ込んでます。

最も何がわかるか書いてないので、わからないことがわかるといことかもしれませんが(汗

 

この本の作者の三田一郎さんにしても、推薦の小柴さんにしても、日本を代表する超一流の(世界レベルの)科学者であることは誰も異論がないと思いますが、ネットの片隅でぼやく超無名の科学者(であると信じたい)が最後まで読みましたが、科学者がなぜ神を信じるかのはわかりませんでした。

 

でも僕は、ほんとうに、なぜ科学者が神を信じるのか知りたかったのです。

だから、最後まで読ませていただきました。

読めばわかると、ちょっぴり期待して…

 

自分の話で恐縮ですが、20代の終わりに、僕の不安障害の調子が一番悪い時期がありました。当時僕には、キリスト教徒の彼女がいて、日曜日には教会についていったりもしました。それが直接の原因だったわけではないのですが、当時僕は、もしキリスト教を信じれるのならば、この終わりのない不安から自分は救われるのではないかと少し期待していました。要するに、自分を不安から救ってくれるものを探していたのです。

 

そんなある日、母親のかねてからの持病が悪化して入院したと知らせが入り、僕は母の入院している病院に向かいました。その道中のバスの中で、僕は、必死で聖書を読んでいました。母の病気と自分の病気、この救いようのない世界から自分を救ってほしいと本気で願いました。でも、なまじ科学を勉強した僕には、旧約聖書の創世記が全く響いてこなかったのです。そして、結果的に当時の僕を救ったのは、聖書ではなくて、SSRIという抗うつ薬の一つでした。

つまり、あの時、僕を救ったのは、宗教ではなく、科学でした。

 

この話を、もしキリスト教の方が聞いたら、その時神に願ったからこそ、SSRIが効いたのだよとか仰るでしょうか?なるほど、そういわれれば、何にも言えませんが…

 

旧約聖書の創世記に関しては、この本の中でも重要なテーマとして取り上げられています。でもやはり今読んでも僕には納得のいくものではありませんでした。

 

この本には、現代科学の知識で創世記を解釈しなおすと書いてあります。

 

例えば、

”主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。

そこで人は生きた者となった。”(聖書 創世記より)

これを土のちりとは元素のことを意味しているとでも解釈し、命の息とは私たちがまだ理解していない自我のことでしょうか?

 

また、

”はじめに神は天と地とを創造された。 ”(聖書 創世記より)

の地とは地上のことではなく、宇宙全体のことを指し、天が私たちのまだ見ぬ天国のことだと…

 

でも本書に書いてある通り、これらの解釈は、前提に神がいて、聖書が正しいという話がありきなのです。神は観測できませんし、聖書が正しいことも保証されません。

 

科学は違います。
科学は、まず、新しく観測される自然現象があって、それに対して新しい理論を構築して矛盾なく説明する繰り返しの作業のはずです。(最新の物理学は順序が逆になることもしばしばですが、仮説現象が観測されない限り、理論の正しさは認められません。)

 

”結局、神の存在を肯定するか否か、どちらの立場から考えるかによって、聖書というものをどう考えるかも違ってくる”

 

これは本書より引用した一文ですが、本当にその通りだと思います。

その通りだと思いますが、それと”科学者はなぜ神を信じるのか”というタイトルが結びついていないのです。

 

要するに、”最新の科学の知識を知っていたとしても、聖書やキリスト教の考え方が、それに矛盾していないと解釈することは可能である””というようなタイトルが良かったのではないかなと思いました。

 

whyではなくhowの方がまだしっくりくるかなあ…

 

最後に誤解のないように書いておきますが、

個人的には、本書は非常に楽しかったです。

物理学の歴史とキリスト教の歴史をわかりやすく結びつけて説明されています。

中盤までは高校物理学の知識があれば理解できます。

後半になるにつれて一気に内容が難しくなりますが、(僕は量子力学の最初くらいまでしか理解していません、多分そんな科学者の方が多数派だと思います(汗))

でも、わかった気になることは可能かと…

 

ホーキング博士のあたりでは、映画のインターステラーを思い出しました。

もう、まさにSFみたいです。 

 

それでは、拙い読書感想文にお付き合いいただき有難うございました。

m(_ _)m